仙台不動産情報広場を運営している小松商事の溝口です。
仙台では桜の開花宣言がだされこれからいい季節になりますね!
さて前回までは価格の妥当性と流動性についてご説明しましたが、最後に土地選びをする上で一番大事なのは、やはり信頼できる不動産会社を選ぶ事が重要です!
インターネットが普及し不動産に関する情報収集が容易になったこともあり、まず条件に合う「物件」を探し、探した物件を取り扱う不動産会社を訪ねるという人がほとんどかと思います。実はそこに、思わぬ落とし穴が隠れています。
信頼できる不動産会社を選ぶという視点が、抜け落ちているからです。
不動産売却情報は、不動産流通機構「レインズ」に登録することが義務付けられているので、どの不動産会社もほぼ同じ情報を共有しています。
どの不動産事会社でも扱えるということは、物件を抑えた者勝ち。おのずとスピード勝負になりますから、早い成約を促す不動産会社が多いのです。結果、物件の良しあしの精査は、疎かになりがち。
その為…、
- ○とりあえず高く買ってくれればいい。
- ○購入者が購入する物件が将来どうなろうが関係ない。
- ○購入者が購入できる資金力があるか、契約が出来るかどうかが最大の関心事。
- ○たとえ資産価値の低い物件であっても「買わない方がよい」とは言わない。
- ○ネガティブな情報は積極的に開示しない。
残念なことに、こういった不動産会社がいる事も事実なのです。ただ売ってしまえばいい、アフターフォローはしないという業者も皆無ではありません。不動産会社への悪いイメージは、この辺も一因となっています。
不動産は土地の場所や広さだけではなく建不動産売買にかかる法律や条例など、さまざまな要件や問題点も知らなくてはなりません。知らずに購入すれば、思わぬトラブルに発展してしまう可能性もあります。
また、不動産の資産価値は購入者の家計に大きく影響してきますので、資産性の低い不動産を購入してしまわないようにするためにも不動産会社選びは重要なことです。
購入者の味方になって親身に動いてくれる良い不動産会社を見つけることができれば、満足のいく土地選びが実現できる可能性が高くなります。そのためには、最初に物件探しをするのではなく、まず購入者の味方になってくれるような信頼できる不動産会社、更に誠実な営業担当者を見つけることが大事なのです。
これが「よい住まい選びは、よい不動産会社選びから」と言われるゆえんです。
同じ不動産仲介手数料を払うなら、いい不動産会社にお願いしたい
では一体どんな不動産会社を選べばよいのでしょうか?
- ○物件をすぐに紹介しないで、購入者のニーズを詳細に聞いてくれる。
- ○物件案内をしたときに、良い点ばかりでなく悪い点を言ってくれる。
- ○すぐに購入を迫らない。
- ○資産価値が下がりにくい不動産の目利きが出来る。
- 資産価値が減りにくい立地、都市計画やハザードマップ情報、新築価格や取引履歴、類似の取引情報等開示、価格の妥当性、購入時に売却時のことまでしっかり考えてくれる。
- ○住宅の性能をきちんと開示してくれる。
- インスペクション(建物調査)などで建物の性能開示(中古戸建)、戸建ての耐震診断、瑕疵保険付帯の可否、フラット適合等の住宅性能を確認してくれる。
- ○購入者に安心でお得な制度を利用できるようアナウンスをし、購入しやすい環境を提供してくれる
- 住宅購入費とリフォーム費用を住宅ローンで一本化の金融商品、瑕疵保険制度の利用、住宅ローン控除、優秀な建築会社と連携、最新情報の提供、フラット35無料事前審査等の情報を教えてくれる。
- ○不動産購入とリフォームをワンストップで対応できる仕組みを持っている。
- 優秀な建築会社と連携等ができる。
- ○ネガティブ情報をきちんと伝えてくれる。
- 重要事項説明書等、法律で定められた範囲を超えるネガティブ情報についてについても、きちんと開示してくれる。
メールでのやりとりだけでは、担当者の人柄や、スキルまではわからないもの。話をしてみることで、おのずと見えてくる事柄があります。実際に、何度か質問や相談をしてみることをお勧めします。
今回はブログで3回にわたり後悔しない土地選びのポイントをご説明させて頂きましたが、少しでも皆様の土地選びのご参考にして頂けたら幸いです!