後悔しない土地選び ~その弐~

後悔しない土地選び

仙台不動産情報広場を運営している小松商事の溝口です。

前回に引き続き後悔しない土地選びのポイントをご説明いたします。

前回は土地価格の妥当性についてご説明いたしましたが、今回は土地の流動性についてのご説明です。これが前回冒頭にご説明した購入者の人生に大きく関わる部分になります。

近年ライフスタイルの多様化により、一生同じ家に住み続けるという考えが少なくなってきております。例えば高齢になった時に息子さんや娘さんご家族との同居、福祉施設への入居、病院や商業施設が周辺にある生活便利の良いマンションへの移住などが挙げられますが、そうなった時その住んでた家をどうするかが一番問題になってきます。お住替えの場合ですと家を売却し、次の住まいへの購入資金となるのが一般的かと思います。またご家族との同居の場合ですと、売却はもちろん賃貸に出すという事も考えられます。そこが大きなポイントになります。もうお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、流動性が高い不動産とは将来的に容易に売ることが出来るか、または貸すことが出来き現金化しやすいという事です。逆に流動性の低い不動産の場合いざ現金が必要になった場合に困ります。これでまず直面する問題が相続税の申告納付時です。たとえば現金が用意できない場合、通常より大幅に低い価格で不動産を売却したり、もしくは売れない場合は物納を考慮する必要があります。それに対し流動性の高い不動産の場合、相続の際の遺産分割協議においても有利になります。現物分割、代償分割、換価分割のいずれをとっても分割手続きが円滑に進める事ができます。

以上の事から、流動性の高い不動産を取得する事は将来の安心や安定につながります。ただ具体的に流動性の高い物件となると都心部でいうと駅近マンション、都心の330㎡以内の土地になりますし、郊外でいうと大型SC周辺の開発されたエリアで、賃貸や戸建がバランス良く建っているエリアが該当するかと思います。

ちなみに私が住んでいる宮城県でいうと、流動性が高いのは仙台市の場合、地下鉄、仙石線、仙山線等の駅から徒歩10分圏内のマンションや土地が挙げられ、特に仙台駅半径1km圏内のマンションや土地、あとはこれから大規模開発が行われる上杉エリア、そして現在人気の高い長町エリアとなり、郊外では比較的仙台に近く、大型SCや商業が充実していて、高速や有料道路へのアクセスがいい名取市、富谷市、利府町が挙げられます。

しかしこればかりは確約できるものではなく、将来的に大規模な開発があったり、企業誘致があったりでも変わってきます。また他に参考に出来るのは市町村のホームページなどで見る事が出来る人口ビジョンの推移予測です。これもあくまで予測であり、確約ができるものではありませんが、ご参考にして頂けると思います。細分化するとまだまだ色々な要件はありますが、大きくは以上のポイントを押さえる事で、流動性の高い土地選びが出来るかと思います。

しかし、これも土地を探し始めの方が全部一から調べるとなると大変なので、専門家である不動産屋さんの宅地建物取引士を有しているスタッフにご相談する事をお勧め致します。

宮城県で土地を売りたい、もしくは買いたいという方で、対象不動産の価格の妥当性や流動性について相談したいという方は下記の直接不動産売買について相談希望より、ご連絡下さいませ!!

 

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